前回は第4話の「 物語の始まり 」の内、
「 大人の人間関係 」
をお送りしました。
そこでは
神代公平と宍戸夏希の、
恋とはいえない関係の深さと長さ
が見えました。
今回は「 物語の始まり 」の内、
「 幼馴染の人間関係 」
「 イケメンな増村泰造 」
「 静かな声援 」
をお送りします。
幼馴染3人の人間関係がみえる場面。
そこでは、男性と女性の意識のギャップ
がベタな形でありました。
病院では一味違う、増村泰造がいました。
そしてクラブ「 S 」では、
マスターの笹裕司が音楽への愛を込めて、
静かな声援を送っています。
成長を喜ぶ、中村真美
場所は、中村真美の家です。
佐野さくらが顔パックをしながら、
ギターの練習をしています。
中村真美もいるようです。
「 神代先生でも見返したいの? 」
という中村真美に、
佐野さくらは「 違う違う 」
と否定します。
「 まだ未練あるんだろ? 」
と、からかう中村真美に、
佐野さくらはムッとして否定し、
「 歌うの楽しかったから 」
「 1人でも歌えるようになりたい 」
と告げます。
「 さくら、いいよ。今いい顔してる 」
と中村真美が告げ、
「 わかんないじゃん 」と
顔パック中の佐野さくらが応じます。
「 分かる、分からない 」で
2人がじゃれ合っている所へ、
騒々しく空一がやって来ます。
男性と女性の意識のギャップ
嵐のようにやって来た空一は、
勝手に玄関を開けて上がりこみ、
「 佐野さくらにスカウトが来た話 」
を告げます。
名刺を出し、証拠も見せます。
はしゃぐ中村真美、困惑する佐野さくら。
空一は超ハイテンションで、
「 オレがお前のマネージャーをやってやる 」
と佐野さくらの肩を掴み、
ゆさぶっています。
迷惑そうな、佐野さくら。
本人以上に
中村真美と天野空一がハイテンションです。
中村真美は、
佐野さくらのクラブ「 S 」でのライブも
自分のことのように喜んでいました。
歌が得意な佐野さくらが、
その歌で「 自立 」へと向かうのが、
うれしかったのでしょう。
天野空一は、
佐野さくらの歌が、というより、
佐野さくらが出世してビックになる
ことがうれしいのでしょうね。
そして
佐野さくらの出世を自分の手で支える
と燃えています。
この辺りは、
男性と女性の意識のギャップが
ベタな形で描かれています。
長年の付き合いからの、気安さ
どこでスカウトの話を聞いたかの話題になり、
神代公平の引越しを手伝った後に聞いた、
と空一は言います。
「 夏希先生と別れたの? 」と聞く中村真美に、
「 もともと付き合ってなかったらしい 」
と空一が、ぶっちゃけます。
喉が渇いたと空一は、
冷蔵庫を勝手に開け物色。
中村真美は佐野さくらに
「 まだチャンスがある 」
という話をし、
佐野さくらは
「 カウンセリング以外関わらない約束 」
をしたと応じます。
中村真美は「 約束は破るためにある 」
とけしかけ、
佐野さくらは真面目に
「 守るためでしょ 」
と応じます。
空一は冷蔵庫の中からペットボトルの水
を取り出し、
冷蔵庫を開けたまま、がぶ飲みします。
姉のような親友の中村真美は、
「 約束は破るためにある 」
と極端なことを言って、
佐野さくらの背中を押します。
空一は冷蔵庫を勝手に物色し、
開けたままで中の水を飲んでいます。
この気安さが天野空一と、
中村真美、佐野さくらの
3人の長年の付き合いとその深さ、
を物語っています。