前回は第4話の「 物語の終盤 」の内、
「 神代公平の過去 」
「 神代公平の再生の可能性 」
についてお送りしました。
自身の過去の姿を鋭く指摘される、
神代公平。
前へ進むためには、
音楽を断つのではなく、
「 過去の神代公平 」を乗り越える必要
が出てきました。
今回は、
「 現実的な夢 」
「 Gibson J-45 」
についてお送りします。
佐野さくらが視ているのは、
中村真美、天野空一、佐野さくらの3人でみる、
「 現実的な夢 」です。
メジャーデビューという
キラキラした夢が終わり、
「 現実的な夢 」が続きます。
神代公平の愛用のギター、
「 Gibson J-45 」は、
その出番を静かに待っています。
現実的な夢
場所は、中村真美と佐野さくらの部屋です。
ゲームをする佐野さくら、
あやまる空一。
執拗にあやまる空一に、
佐野さくらは「 誰のせいでもない 」
と告げます。
空一は「 怒れよ! 」と
佐野さくらに怒りをぶつけるように
言います。
「 空一は悪くない 」と告げ、
隣の部屋へ行く佐野さくら。
後を追う空一。
「 おまえの夢、潰した 」
と落ち込む空一。
佐野さくらはニヒルな表情で、
「 夢なんて見たことない 」
と言います。
「 歌うチャンスを奪った 」
と言い募る空一に、
佐野さくらは、
「 空一はやさしすぎる 」
と告げます。
涙を流す空一、
慰めながら涙を拭う、佐野さくら。
空一は悲しげな目で
佐野さくらを見つめています。
そして強引に、佐野さくらにキスをします。
驚く佐野さくら。
純粋な空一は、
守るべき存在の佐野さくらの夢を
意図せず潰して、
自分に失望しています。
長い付き合いから、
空一の純粋さと危なっかしい様子を
よく知っている佐野さくらは、
空一を責める気がしません。
そして、
佐野さくらが描いた夢は、
中村真美、天野空一、
そして自分の3人が一緒にいる、
現実的な夢です。
歌は手段なのです。
現実的な夢に欠かせない、
天野空一を責める気はしません。
Gibson J-45
場所はクラブ「 S 」
やって来た神代公平。
ステージの方を見て、
春乃の姿を幻視します。
壁に飾ってある
神代公平の愛用のギター、
1956年に作られた
「 Gibson J-45 」。
それに気づく神代公平。
クラブ「 S 」のマスター・笹裕司は、
「 飾るだけ飾っておいた 」
とさりげなく言い、
「 とりあえずビールいくか 」
といつも通りに振舞います。
ギターに近づき眺める、神代公平。
さりげなく、
神代公平の復活に声援を送る、
クラブ「 S 」マスター・笹裕司。
桑名喜和子に強烈に背中を蹴飛ばされた、
神代公平。
愛用のギターを眺めながら、
自身の過去の日々に想いを馳せます。
若い日の失敗、宍戸春乃への想い。
神代公平は過去へのケジメをつけるために、
音楽へ真剣に向き合うのでしょうか?
神代公平の再生のドラマ『 ラヴソング 』
どうやら、本格的に動き出しそうです。
トレンド川柳
変わらない 現実的な その夢は
純粋な 空一はしる ひた走る
ステージで 宍戸春乃の 姿見る
笹裕司 静かにエール 送ってる
愛用の ギターは出番 待っている
「 第4話のあらすじから探る魅どころ 」は、こちらです。
「 第4話の序盤1・新たな始まり 」は、こちらです。
「 第4話の序盤2・宍戸雅季 」は、こちらです。
「 第4話の序盤3・大人の人間関係 」は、こちらです。
「 第4話の序盤ラスト・静かな声援 」は、こちらです。
「 第4話の中盤1・心の支え 」は、こちらです。
「 第4話の中盤2・現実的な夢 」は、こちらです。
「 第4話の中盤3・前へ進む勇気 」は、こちらです。
「 第4話の中盤ラスト・守る約束 」は、こちらです。
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