前回は第4話の「 物語の中盤 」の内、
「 現実的な夢 」
についてお送りしました。
佐野さくらの歌への夢は、
中村真美と天野空一と自分の
3人でみる「 現実的な夢 」でした。
今回は、
「 印象を残す大切さ 」
「 桑名喜和子の想い 」
「 上手くいくまで捨てさせない 」
「 前へ進む勇気 」
についてお送りします。
佐野さくらの才能、
神代公平の過去、
チャレンジすることの大切さ。
そして前へ進む勇気。
佐野さくらと神代公平の、
成長と再生のドラマ『 ラブソング 』。
それぞれ前へ進んでいます。
印象を残す大切さ
場所はホテルの外。
水原亜矢との面談を終え
ホテルを出た、
神代公平と佐野さくら。
飲み物を調達し、
2人は歩いていきます。
道では吹奏楽の練習をしていて、
にぎやかな情況です。
話しながら歩く2人。
にぎやかな音や通り過ぎる人に
翻弄されつつ会話しています。
「 超ドン引きされた 」
という佐野さくらに、
神代は
「 超うどん来ました? 」
と聞き返し、
佐野さくらの言い直しに、
「 確実に印象は残せた 」
とフォローします。
「 好印象ではない 」
という佐野さくらに、
「 どんな印象であれ、残すのも1つの手 」
と告げます。
神代公平と佐野さくらが、
第2話の蕎麦屋で食べたのが、
「 特天玉海老わかめ蕎麦 」でした。
今回は蕎麦ではなく、うどんですね。
神代公平は、
今日はガッツリ系のうどん
の気分なのでしょうか。
そんな聞き違いをしつつ、
「 印象を残す大切さ 」を
佐野さくらに語っています。
カフェラテとカプチーノの違い
神代は「 印象に残す大切さ 」を
たとえ話で語り始めます。
「 カフェラテとカプチーノの違い 」
について。
先ほどホテル前で買った飲み物が、
カフェラテとカプチーノなのでした。
佐野さくらに、飲み比べるように言う神代。
間接キスをためらう佐野さくらに、
飲むように促します。
「 違い分かる? 」と話を振る神代、
「 分からない 」という佐野さくら。
それを聞いて神代は、
「 でしょー、印象に残らないんだよ 」
と語ります。
「 でも、買ってますよ? 」
と言う佐野さくらに、
神代は「 そうだよ 」
とナチュラルに返します。
佐野さくらは、
「 意味わかんない 」
と投げます。
神代公平の伝えたかったこと
印象に残らないのに、
「 選んで 」買っている、
佐野さくらにはそこが
自分の場合と比べてピンと来ない
ようです。
音楽の才能がないと認める、神代公平。
カフェラテやカプチーノの違いのように、
選ばれることはあれど
印象を残せない。
そんな自分に比べて佐野さくらは、
歌の才能があります。
悪い印象を与えるかもしれないハンデも、
覚えられることには、変わりがありません。
歌の才能の輝きが認められてくれば、
その悪い印象もただの強い印象に好転する。
神代公平は、
そう言いたいのかもしれません。
桑名喜和子が見つける、神代公平の影
場所はグリスター・ミュージックの部屋。
CDを眺めているりりィさん演じる、
桑名喜和子。
そこへりょうさん演じる、
水原亜矢が入ってきます。
報告書を渡す、水原亜矢。
佐野さくらの声を褒めて、
気になる点として、
「 児童養護施設出身 」なことと
「 吃音 」について挙げます。
しかし桑名喜和子は、
もっと気になることを発見
したようです。
報告書には、神代公平がサポートの文字。
静かに動揺する、桑名喜和子。
それを忠実に見守る、水原亜矢。
桑名喜和子にとって、
神代公平が関係することは、
「 児童擁護施設育ち 」や「 吃音 」より
見逃せない事実のようです。
それだけ
亡き・宍戸春乃に期待していて、
結果に失望した
ということでしょうか。
上手く行かない、神代公平
場所は公園です。
水原亜矢と会ったホテルから、
ここまで歩いてきたようです。
歩いて行く、神代公平と佐野さくら。
「 佐野さんさぁ、才能あると思うよ 」
との神代公平の言葉。
佐野さくら、
飲み終わったカフェラテ
もしくはカプチーノを
ゴミ箱へシュートします。
見事に入りました、
ご満悦な佐野さくらは、
神代へハイタッチを求めます。
佐野さくら、「 バスケの話ですか? 」
と、惚けた返事。
神代は話を戻し、
自分が学生時代に真剣に音楽をやっていた話
をします。
「 増村泰造、星田和夫、宍戸夏希 」
みんなと一緒にバンドを組んでいて、
就職があるからみんなやめてしまった
と語ります。
「 先生の場合は? 」と聞く佐野さくらに、
神代は
「 自分とボーカルの子だけ残って、
音楽業界に片足突っ込んで、
結局上手くいかずやめた 」
と語り、
「 カフェラテ
もしくはカプチーノのカップ 」
をゴミ箱へシュートし、
見事に外します。
外す神代公平と、入れる佐野さくら。
うまくいかない神代公平と、
上手くいく佐野さくら。
象徴的ですね。
上手くいくまで、捨てさせない
神代公平が外したカップを、
積極的に拾いに行く佐野さくら。
いいよいいよと、拾いに行く神代。
捨てる神代に
「 もっかい! 」と手渡す佐野さくら。
「 入ってない! 」と佐野さくら。
「 慰めようとしてんですけどね 」
神代は笑う佐野さくらを見て、
「 聞く気なしですか!っと 」
ゴミ箱にシュートし、大外れ。
大急ぎで取りに行く佐野さくら、
大コケします。
神代は佐野さくらを起こし、
「 カップを捨てます。 」
「 もっかい! 」と迫る佐野さくら、
「 根性 」「 手首でしょ 」と
神代を炊きつけます。
「 ハイハイ、根性なんかないんです 」
と言いつつ、
カップをシュートする神代。
見事に入ります。
入るまでうまくいくまで、
佐野さくらが神代公平に
チャレンジさせます。
神代公平が「捨てる」ことを
許しません。
はしゃぐ佐野さくら、神代にハイタッチを求め、
神代公平は釣られて微笑みます。
「 なんか奢ってくださいよ 」
という佐野さくらに、
驚いた様子の神代公平。
「 私が勝ったもん 」との佐野さくらに、
「 ああ、勝負だったのね 」
と自然に微笑む神代公平。
無邪気な佐野さくらに、
神代公平の心は癒されます。
約束を守る、神代公平
場所は、神代公平の新しい家。
玄関口で待つ、佐野さくら。
どこかへ電話を掛けている、神代公平。
電話が終わり、
何かを探し出した神代公平。
玄関口の佐野さくらにケースを差し出し、
「 こん中から好きなの選んでいいよ 」
と目を閉じます。
2つ選ぶ佐野さくら。
楽器関係の器具でしょうか?
「 いいんですか? 」と聞く佐野さくらに、
「 いいよ、負けちゃったから 」
と神代公平は「 約束を守る 」発言をします。
そして神代は、
「 よし!じゃー行こーか 」
「 タクシー呼んでおいたから 」
と帰すようにします。
先ほどの電話は、
タクシーを頼んでいたようですね。
名残惜しそうな、佐野さくら。
神代公平は、大人の対応で帰します。
前へ進む勇気
場所は、神代のマンションの前です。
「 佐野さんさぁ、
本気で歌やった方がいいよ。 」
熱く語る神代公平に、
佐野さくらは、考える表情。
送り出す段になって、
タクシー代を取り出す神代。
遠慮する佐野さくらに、
勝負に負けたからと運転手に渡します。
走り出すタクシー。
神代公平は家の玄関に落ちていた、
公園の葉を見て回想し、思わず微笑みます。
タクシーの中では佐野さくらが、
「 神代公平との思い出 」
を眺めています。
佐野さくらの忘れ物、公園の葉。
神代公平との思い出。
前へ進みながら、
それぞれお互いに勇気をもらっています。
トレンド川柳
印象は 才能あれば 糧になる
期待して 失望させた 原因よ
投げ捨てる 上手くいかない あきらめる
捨てさせぬ 上手くいくまで トコトンと
過去のキズ 無邪気な笑顔 癒してる
贈り物 勇気をもらい 前へ行く
「 第4話のあらすじから探る魅どころ 」は、こちらです。
「 第4話の序盤1・新たな始まり 」は、こちらです。
「 第4話の序盤2・宍戸雅季 」は、こちらです。
「 第4話の序盤3・大人の人間関係 」は、こちらです。
「 第4話の序盤ラスト・静かな声援 」は、こちらです。
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