前回は第5話の「 物語の終盤 」の内、
「 巣立ちへと 」 など
をお送りしました。
自立へと成長する、佐野さくら。
中村真美の仕事最後の日、
勇気付けるために、
佐野さくらは決意をしました。
今回は「 物語の終盤 」の内、
「 現実的な夢は、新たな絆へ 」
をお送りします。
仕事から帰ってきた、中村真美。
普段とは違う中村真美に、
佐野さくらが贈る『 終わらない歌 』。
終わらない歌、終わらない日常。
佐野さくら、中村真美、天野空一の
3人がいる「 現実的な夢 」は、
中村真美の結婚によって、
その姿を変えていくのです。
見栄を張る、中村真美。
場所は中村真美と佐野さくらの部屋。
家に帰ってギターの練習をしている、
佐野さくら。
中村真美は
最後の仕事を終えて帰ってきます。
「 起きてたの? 」
とびっくりする中村真美。
佐野さくら改まって、
「 真美、2年間お疲れ様でした。 」
と正座して言います。
笑いながら「 なにそれ? 」
と応じる中村真美。
ドラマとかでやってると、佐野さくら。
「 それ言うために起きてたの? 」
と中村真美。
「 どうだった? 」と
佐野さくら、手作りクッキーの成果
を聞きます。
「 何が? 」と、ちょっと涙声の中村真美。
「 なんだかんだ
引き止められちゃってさぁ 」
と見栄を張る、中村真美。
「 分かる、昔から人気者だもんね 」
と素直にとる、佐野さくら。
佐野さくらを守ってきた姉的な存在として、
素直に仕事場でのかっこ悪い部分は
見せられません。
佐野さくらは
中村真美の良さを知ってますから、
素直に感心します。
見栄が剥がれる、中村真美。
中村真美は佐野さくらのギターを見て、
「 なんか弾いてくれるの? 」
と話をそらしつつ、期待します。
「 間に合わなかった 」
「 サプライズだから今は無理 」
と、きかせることを拒む佐野さくら。
その佐野さくらの心が
胸に染み渡った様子の、中村真美。
「 今弾いてくれたら、メッチャ驚くよ 」
と事実を隠しつつ、
本音の気持ちをぶつけます。
それを普段どおりにとった、佐野さくら。
じゃれあいの延長で「 嫌じゃ 」
と笑いながら拒否します。
執拗に食い下がる、中村真美。
「 今がええんよ・・・ 」
耐え切れなくなり、
見栄が剥がれ泣き出します。
「 弾いてってば・・・ 」
泣きながら懇願する、中村真美。
その尋常でない様子に面食らう、
佐野さくら。
佐野さくらの歌の良さを知っている、
中村真美。
それだけに
1番聞きたいときの「 おあずけ 」は、
がまん出来なかったようです。
終わらない歌
普通じゃない中村真美に接した、
佐野さくら。
中村真美の様子を伺いながら、
少しずつ弾き歌いだします。
『 THE BLUE HEARTS 』の
『 終わらない歌 』。
驚いた様子の中村真美。
しだいに泣き笑いの表情になります。
高校時代の思い出。
佐野さくらの近くに来て、
そばで触れ合う、中村真美。
「 真美はご飯作ってくれたり
誕生日のケーキを作ってくれたり
悲しい時にいつも一緒にいてくれた 」
と感謝の言葉を述べる、佐野さくら。
お店の最後の出勤では得られなかった
触れ合いが、
佐野さくらから得られました。
現実的な夢は、新たな絆へ。
中村真美のお腹を触らせてもらう、
佐野さくら。
「 お腹の子どもが
真美に会いたがっている 」
「 真美がお母さんで
うれしいって言っている 」
と中村真美に告げます。
「 本当? 」といいつつ、
うれしそうな、中村真美。
改めて
中村真美に感謝の言葉を伝える、
佐野さくら。
「 結婚式のスピーチ、私がやるから。 」
と佐野さくら。
おどろき、うれしそうな中村真美。
佐野さくらに頼もうとして断念した、
結婚式のスピーチ。
佐野さくらの「 自立 」への道、
結婚式のスピーチ。
その佐野さくらの成長におどろき、
よろこぶ、中村真美。
ギターを弾く佐野さくら、
その後ろから抱きつき、
じゃれ合いながら、
中村真美もいっしょに歌い出します。
佐野さくらの確かな現実、
確かな手ごたえ。
それが
「 中村真美の結婚式のスピーチをやる 」
という宣言につながったのです。
佐野さくら、中村真美、空一の3人の
「 現実的な夢 」。
それは中村真美の結婚によって、
新たな絆になろうとしています。
トレンド川柳
見栄を張る 守る存在 守るため
見栄剥がれ 素直な想い あふれ出す
上手くいく 終わらない歌 歌おうよ
自立へと 形を変える その絆
決意する 成長の跡 手ごたえに
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