前回は第5話の「 物語の終盤 」の内、
「 前へ進む速さの違い 」 など
をお送りしました。
佐野さくらの「 前へ進む気持ち 」
を応援しているつもりの、
神代公平。
神代公平の「 前へ進む速さ 」は、
今の佐野さくらにとっては
速すぎるようです。
今回は「 物語の終盤 」の内、
「 佐野さくらの決意 」
「 仕事最後の日 」
「 巣立ちへと 」
をお送りします。
中村真美の仕事最後の日、
佐野さくらは
中村真美の気持ちを支えるため、
決意をします。
積極的に動く佐野さくら。
歌舞伎町の町を独り歩く、
中村真美。
それぞれの「 自立 」へと、
物語は進んで行くのです。
佐野さくらの決意
場所は中村真美の部屋です。
佐野さくらと中村真美。
「 料理音痴のカタマリのような 」
という中村真美のセリフ。
テーブルには、
自家製クッキーがあります。
どうやら、
中村真美が苦労して作ったようです。
「 みんな喜んでくれたらいいね 」
と佐野さくら。
中村真美は今日を最後にお店を引退
するようです。
その最後に、同僚に手作りのクッキー
を配るようです。
「 ずっとやめたかった 」
「 いざやめるとなると、
自分の居場所がなくなる
と思うと怖い 」
と中村真美が胸の内を打ち明けます。
「 婚約者の野村さんが居場所になる 」
という佐野さくらに
「 分からない 」
「 自分を産んだ女と
同じにことをしちゃうかも・・・ 」
「 本当に生んでいいか分からない 」
とその不安を告げます。
大丈夫だと励ます佐野さくらに、
可愛がられた経験がない自分が、
投げ出さないか、
自分が信じられない、と中村真美。
姉的存在の後ろ向きな、絶望の言葉に、
なだめる佐野さくら。
「 逃げたい 」とつぶやき、
仕事の時間が迫っていると、
隣の部屋に着替えに行く、中村真美。
独りで泣いています。
その姿を見て、
何かを思い決意した様子の佐野さくら。
佐野さくらが夜にやってくる
場所は神代公平の新しい住まいです。
「 佐野さくらの動画 」をチェックする、
神代公平。
チャイムの音が鳴り、玄関へ向かいます。
時間は夜。
玄関口にいる、佐野さくら。
「 弾きたい曲が見つかった 」
と佐野さくら。
「 教えてくれ 」と
強引に中へ入ろうとします。
「 遅いから。 」
「明日、早いから。」
と押し戻す、神代公平。
佐野さくらは必死に、
「 今日じゃないと意味がない 」
と訴えます。
その様子を見て
「 何の曲? 」
と聞く気になった神代公平。
「 お邪魔します 」と
強引に上がろうとする、佐野さくら。
「 近所迷惑になるから 」と
神代公平は押し留めます。
受け取り手のない、プレゼント。
神代公平を後ろに乗せ、
バイクで走る、佐野さくら。
いっぽうの中村真美は、
仕事場の休憩室にいます。
仕事が終わり帰るところ
のようです。
「 今日で最後だから 」と
手作りクッキーを渡そうとする、
中村真美。
トイレと言い訳して次々と逃げる、
同僚女性2人。
「 お世話になりました 」と
メッセージを残し、
綺麗にラッピングした手作りクッキー
を添えて立ち去る、中村真美。
源氏名はラムちゃん。
「 ウルな星 」からとったのでしょうか。
公園では佐野さくらが神代公平の指導で
熱心に練習しています。
それぞれの居場所「巣立ちへと」
公園で音楽の練習をする佐野さくら。
中村真美の手を離れ、
他人に音楽の指導を受けています。
歌舞伎町の町を独りで歩く、
中村真美。
やがて立ち止まり、上を見上げます。
上を向いて歩いているのでしょう。
涙がこぼれないように。
佐野さくらが上京した時、
自分が自慢げに案内した、歌舞伎町。
頼れる姉的な存在として、
可愛い妹のような親友に案内した町。
その町の「 居場所 」から卒業します。
公園では
神代公平の指導で、佐野さくらが練習
しています。
指導が一段落し、家に帰る神代公平。
元マネージャーの
弦巻竜介(さかまき りゅうすけ)
の名刺を眺め、
亡き・春乃とのCDアルバムを眺め、
行動に移ります。
「 佐野さくらの動画の
再生回数が伸びている 」
「 見たら連絡をくれ 」
と弦巻竜介にメールし、
電話もするのです。
「 前へ進む 」ために、
神代公平はハイペースで走ります。
トレンド川柳
決意する 泣いてる真美の 力づけ
行動す 渋る神代 押し切って
最後の日 黙って残す プレゼント
最後の日 上を向いてネ 歩こうよ
自立する 居場所をつくり 巣立ちの日
ハイペース 過去の自分と 競争す
エネルギー 亡き春乃への その想い
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