フジテレビの月9ドラマ『 ラヴソング 』
の魅力を企画から探る、後編です。
今回も引き続き、
鈴木博之さんが語っていることから
読み取っていきます。
脚本家に倉本泰子さんを起用した意図、
それは「 等身大の物語 」という
福山雅治さんの願いを軸に、
起用されたようです。
脚本が倉本泰子さんの理由
今回の『ラヴソング』の脚本は、
倉本泰子さんです。
倉本泰子さんといえば、
『 隣のレジの梅木さん 』
で有名ですね。
その倉本泰子さん起用に理由は、
女性目線が欲しいこと、
月9視聴者に近い感覚を持った人
だそうです。
鈴木吉弘さんから見て、
倉本泰子さんは、
「 人の心の機微を書くのが凄くうまい 」
そうです。
「ベタなキャラクターではなく、
その人物のちょっとした1面を
拾うのがうまい」
そうです。
『 隣のレジの梅木さん 』については、
賛否両論があるようです。
しかし
否定的な意見だけではなく、
「 おもしろかった 」という声も
普通にありますので、
濃い内容のようですが
ハマル人はハマるのではないでしょうか。
「 等身大のドラマ 」を描くにあたって、
女性目線での年齢差の恋愛、
人の心の機微を描く感覚は、
ドラマに活力を与える
のではないでしょうか?
連ドラの王道
鈴木吉弘さんによれば、
今回は連ドラらしい作品になる
ということです。
連ドラらしいとは、
「 情況によって物語が変わる 」
ということです。
福山雅治さんと藤原さくらさんの、
「 等身大の姿 」
から生まれるモノ、
視聴者の反応。
それらによって
物語の姿が変わっていくのです。
「 等身大のドラマ 」であるため、
収録も半分ドキュメントのようなもの
だそうです。
もともと“ 連ドラ ”は、
「 話の展開が
どうなるか分からない不安定さ 」
があるものだったそうです。
そのため、
今回のチャレンジには、
とてもワクワクしているようです。
フジテレビといえば
フジテレビといえば、
スタジオ・アルタの
“ アルタ ”という言葉に象徴されるように、
最先端の流行を生み出すことや
チャレンジすることが社風です。
「 話の展開が読めない、
情況によって変わっていくドラマ 」は、
フジテレビが大切にしている
「 生放送 」にも通じますよね。
どちらも「 ライヴ感覚の楽しさ 」を
追求します。
『 笑っていいとも 』が終了した後、
スタジオ・アルタが
放送スタジオの歴史を終えました。
その後、春の番組改編によって、
「 生放送 」の時間を
大幅に増やしました。
今回の
月9ドラマ『 ラヴソング 』の挑戦は、
その「 生放送 」へのこだわり
ともシンクロしているように思えます。
「 アルタへの思い 」を胸に、
フジテレビは『 ラヴソング 』によって、
「 最先端のトレンド 」を
発信できるのでしょうか。
そのチャレンジは大冒険ですが、
あたれば大きいでしょう。
『 ラヴソング 』で生まれるトレンドに、
期待しましょう。
トレンド川柳
人間の 心の機微を えぐり出す
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連ドラは 変化が命 そのドラマ
ラヴソング アルタの願い 体現か
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