前回は第4話の「 物語の終盤 」の内、
「 信頼関係 」
「 神代公平の才能 」
「 大人の助けのない失敗 」
「 やさしさへの反応 」
「 閉まるドア 」
についてお送りしました。
神代公平の助けがある場合と
助けがない場合。
それぞれの結果に明暗が分かれました。
今回は、
「 絆を守るやさしさ 」
についてお送りします。
佐野さくらのやさしい嘘、
中村真美の激怒。
それは空一との絆を守るための、
それぞれの“ やさしさ ”でした。
絆を守るやさしさ
場所は、
佐野さくらの職場・ビックモービルです。
車下を覗きながら、佐野さくらを探す神代。
佐野さくらの作業する車を見つけ、
合図を送ります。
車下から出てくる、佐野さくら。
神代は
佐野さくらのアゴのバンソーコーに気づき、
どうしたのかと問いかけます。
ぶつけた、と誤魔化す佐野さくら。
昨日の面接について聞く、神代。
佐野さくらは、
「 ああー、やっぱ止めました。 」
「 合わないなって思って 」
と下手な誤魔化しをします。
それに見抜いて何があったか聞く神代に、
佐野さくらは「 仕事 」に戻ります。
佐野さくらは、空一を庇っています。
天野空一、中村真美との3人がいる、
現実的な夢。
その夢の手段として、
自分が好きになっていっている歌
があります。
その優しさは、
幼馴染3人の絆を守るやさしさ
なのでしょう。
激怒する中村真美
場所は警察署前です。
中村真美と天野空一が、
警察署から出てきます。
怒ってサッサと歩き去る、
中村真美。
とぼとぼ歩く、天野空一。
中村真美は、
「 バカ!バカ!バカ!バカ! 」
と言いながら駆け戻り、
空一をバックで殴ります。
「 せっかくさくら、
前に進もうとしとったのに 」
「 バーカ! 」
「 ねぇ、どうするんよ!? 」
とまくし立てます。
空一はたどたどしく、
「 レコード会社の人に・あやまって・・・ 」
中村真美、殴ります。
「 ばっかじゃないん!?ねぇ!? 」
「 無理じゃや!? 」
「 あんたが頼んでどうなるんよ!? 」
と言い捨て、
うじうじしている空一を放って、
怒って歩き去りました。
佐野さくらのスカウトを、
無邪気に喜んでいた、中村真美。
佐野さくらの自立への成長
を加速させる、スカウトの話。
そのチャンスを潰した空一、
そしてその頼りない態度に、
姉的な存在の中村真美は激怒します。
どうでもいい相手には怒りません。
中村真美の激怒は、
空一との絆の裏返しでもあるのです。
いっぽう神代公平は、
どこかへ向かっているようです。
ため息がつけない
場所は、佐野さくらと中村真美の部屋です。
部屋でタバコをいじる、佐野さくら。
水原亜矢の言葉が耳に残ります。
泣きそうな顔の佐野さくら。
タバコを吸って、ムセます。
気分転換のタバコを吸おうとした
ようですが、
うまくいかなかったようです。
メゾン西新宿、佐野さくら達の部屋があるビル。
マンションの階段では、空一がたそがれています。
階段を降りてきた佐野さくらがそれに気づき、
こっそり近づいて
持っていた袋で空一をハタキます。
空一のリアクションを見て、
佐野さくらは大笑い。
気分転換も兼ねて、
外へ出てきた佐野さくらは、
たそがれる空一を見つけます。
普段とは違う空一をからかって、
気分を晴らします。
トレンド川柳
佐野さくら 絆を守る 嘘をつき
真美ネェは 絆を守る 激怒して
ため息で 消せぬ想いが こだまする
非日常 空一いじり 日常へ
「 第4話のあらすじから探る魅どころ 」は、こちらです。
「 第4話の序盤1・新たな始まり 」は、こちらです。
「 第4話の序盤2・宍戸雅季 」は、こちらです。
「 第4話の序盤3・大人の人間関係 」は、こちらです。
「 第4話の序盤ラスト・静かな声援 」は、こちらです。
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