前回は第3話の「 物語の始まり 」の内、
クラブ「 S 」での2人の練習
をお送りしました。
そこでは神代と佐野さくらの、
職業意識と、憧れからの恋愛のような意識
のギャップがありました。
今回は、「 物語の始まり 」の内、
「 中村真美の指輪選び 」
をお送りします。
結婚指輪を買いに来た、
中村真美と野村健太。
そこでは
男性と女性の感覚のギャップ
が見られました。
恋愛はギャップが命ですが、
結婚は生活なのです。
結婚指輪を選ぶ
場所はジュエリーショップ。
婚約者である野村健太を連れて、
中村真美が来ています。
じっくり吟味しながら
野村健太にどれが良いか聞く、中村真美。
野村健太は歩き回って疲れたのか、
イスに座っています。
あれこれ連れまわされたのでしょうか。
野村健太の仕事は営業ですので、
歩きまわることや接客は慣れている
はずですが、プライベートは別
ということでしょうね。
そして、
恋人関係の気安さからの甘え、
もあるのでしょう。
野村健太は、
「 どれでも似合うよー 」と
大雑把なへんじをします。
「 さっさと決めろって思ってるでしょ! 」
と切れ気味の中村真美。
時期的に
結婚指輪を選んでいるのでしょうから、
しっかり吟味したいのでしょう。
おざなりな返事をされたら、切れます。
一方の野村健太は、
お金を出していること、
買い物に付き合っていることで
仕事は終了、みたいな感覚なのでしょう。
指輪選びも結局は、
中村真美が好きなように選ぶでしょうし、
その方が中村真美も納得して買える
ぐらいの感覚なのでしょうね。
男性と女性の感覚のギャップ
この男性と女性の感覚のギャップ、
タスク感覚の男性と共有感覚の女性。
割り当てられた仕事が終わると満足する男性と
いろいろと共有することで満足する女性。
この感覚のギャップは、
それぞれが自分の普通の感覚で接する
ことでは、なかなか埋まりません。
それぞれの
日常的な歩み寄りが必要なのです。
ギャップは恋愛の命ですが、
結婚は生活です、
日常を共にしますので、
見たくない部分も見えてきます。
それを両方が快適になっていくように、
じょじょに埋めていく努力ができると、
結婚生活はわりかし快適になるようです。