前回は、
「 物語の終盤 」部分の
「中村真美が倒れた」辺りを
お送りしました。
今回は「第2話のラスト」
について、書いていきます。
佐野さくらは会社で1歩前進し、
光の下へ。
神代公平は、
過去の抜け殻から
「 再生 」へと動き出します。
『 ラヴソング 』は、
成長と再生のドラマです。
発信源は工場長か?
場所は、佐野さくらの勤める
「 ビックモービル 」。
神代は佐野さくらの居場所を、
工場長に聞きます。
工場長は、
「 モグラみたいにどこかに潜っている 」
といいます。
そういえば、
同僚の女子社員3人に佐野さくらは、
“ モグ ”と呼ばれています。
モグラのモグだったんですね。
発信源は工場長でしょうか?
脚本は倉本奏子さんです。
神代は
「 くそみたいな世界に
顔を出したくなのですかねぇ 」
と呟きます。
工場長がちょっとギョッとして、
聞き返すと、
神代は「 モグラちゃん 」と、
とぼけて言います。
話しのネタは性格分析
神代は佐野さくらが潜っている、
車の下へ。
そして
「 人の顔が見えないっておもしろいねー 」
と感想を言いながら、
靴による性格分析をします。
先の尖った革靴をはいた人と
便所サンダルで靴下に穴が開いている人。
イケメンエリートタイプと
のんきなタイプの運転手。
答えは、
工場長と
20代の化粧と服装がばっちりな女性
でした。
工場長には興味がない様子でしたが、
若い女性は気になって、
佐野さくらは覗き込みます。
神代は小ネタを振りつつ、
佐野さくらの靴を例に出し、
佐野さくら自身の話をします。
そして、
神代は自分の靴の話題を出し、
佐野さくらに意見をききます。
佐野さくらは、
心が薄黒い、
偉そうで小心者、
若ぶってスカしたくそ爺、
善人ぶったインチキ男、
腰抜け野郎と吐き出します。
佐野さくらは警戒すると、
無口になるか愛想笑いをします。
ですので、
悪口を言うということは、
ある程度の心を許している
ということなのでしょう。
光の下へ
神代は先を促し、
佐野さくらは悪口につまり、
何しに来たのか聞きます。
神代は、
クラブ「 S 」での
アマチュアバンドのイベント
のチラシを渡します。
裏には、
「 もう1度、7秒の勇気を信じてみたいか 」
のセリフ。
そして、
「 まぁ、秒数は関係ないけどね 」
と病院でのことのフォロー。
佐野さくら、
光の下へ出てきて大笑いします。
宍戸夏希の診療室で、
「 1言も気持ち書けなかった
会社という場所 」で
自然と笑いました。
神代が一緒にステージに立つ
ということでしょうか?
どうもそんな気がしますね。
佐野さくらの会社でのあだ名は、
モグラの“ モグ ” です。
彼女の「 会社での自然な笑い 」は、
彼女の心に光をもたらすのでしょうか?