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吃音の女性・佐野さくらがヒロインのドラマ
『 ラヴソング 』


その佐野さくらには、
モデルになった女性がいました。


そして、
佐野さくら誕生のためには、
多くの配慮と積み重ね
がありました。


あの「 空気感 」を生み出すために、
心・気持ちを表現する配慮と積み重ね。


『 ラヴソング 』製作現場は、
そんな配慮のある現場のようです。


そこで藤原さくらさんは、
役者として順調に成長しているようです。


「 佐野さくら 」のモデル


ドラマ『 ラヴソング 』のプロデューサーの1人、
草ヶ谷大輔さんによりますと、
ヒロイン・佐野さくらには、
モデルになった女性がいるようです。


その女性とは、
オーストラリアの女性歌手、
(MEGAN WASHINGTON)
ミーガン・ワシントンさんです。


ミーガン・ワシントンさんは、
吃音でしたが、
歌うときには言葉に詰まらず、
歌うことができるそうです。


吃音で言葉に詰まると、
気持ちを表現することで
くやしい想いをすることがあるようですが、
ミーガン・ワシントンさんは、
歌で自分の気持ちを表現し、
伝えられるのです。


ミーガン・ワシントンさんという
実在の人物の存在がヒントになって、
ヒロイン・佐野さくらが生まれました。


『 ラヴソング 』は、
言葉で気持ちを表現することに
コンプレックスを持っている
佐野さくらという女性が、
音楽に出会って希望を見出す、
そんな物語なのです。


「 佐野さくら 」の心を知っていく


吃音の女性が音楽によって希望を見出す
という今回のテーマにあたり、
草ヶ谷大輔さんは、
「 表面的にならないように、
吃音の人が抱える悩みへの理解を
深めた上で芝居して欲しい 」
という想いがあったそうです。


そこで、
吃音のセルフ・ヘルプグループ
「 言友会 」の中央連絡機関
「 全国言友会連絡協議会 」
に協力を依頼したそうです。


その「 言友会 」の
川端鈴笑さんが吃音指導として
バックアップして、
佐野さくらが生まれているのです。


そして、
草ヶ谷大輔さんと藤原さくらさんは、
「 言友会 」への取材を重ね、
ある女性に出会いました。


その女性は、
親友から結婚式のスピーチを頼まれました
そうです。


ですが悩みぬいた末に、
「 友人に迷惑をかけたくないために 」
断ってしまったそうです。


今でもそのことを後悔しているそうで、
そんな内面を表現するために、
藤原さくらさんは積み重ねたそうです。


丁寧な取材で生まれる演技


そんな取材の中で出会ったのが、
吃音指導を担当してくれている、
川端鈴笑さんです。


川端さんは、藤原さくらさんと同じ、
福岡出身です。


川端さんは、
藤原さくらさんとは、
吃音を隠さず普段通りの姿
を見せて会話するそうです。


ドラマの台本も、
川端さんが読む様子をビデオに撮り、
それを藤原さくらさんが見て、
役作りをするようです。


そして、
リハーサルや撮影現場に、
川端さんが立会い、
直接指導するそうです。


その甲斐もあって、
「 吃音の時の内面の心の動きを
体の動きで表現できている 」
と川端さんは絶賛しています。


細かな体の動きは分かりませんが、
ドラマ全体としては、
心の動きが非常に丁寧に表現
できています。


実際に、
藤原さくらさんの演技がうまい
という声も多く聞かれます。


そして、
ドラマのあの「 空気感 」。


あの空気感は、
丁寧に作り込まないと無理
だと思います。

» 「 藤原さくらさんの積み重ね 」 については、こちらです。