今日は、エイプリルフール。
“ 悪ふざけ ”の解禁日です。
いつもの自分の常識から飛び出して、
新しい視点で世界を見てみる日
でもあります。
その姿は他人から見ると、
「 The Fool 」道化師のよう。
今日1日は、
道化として自由に生きるのも、
おもしろいのではないでしょうか?
エイプリルフールとは
エイプリルフールとは、
毎年4月1日に嘘をついても良いという風習です。
ちなみにエイプリルフールは、
英語の「 April Fools’Day 」のことです。
意味は、
“ 4月に騙された人たちの日 ”
です。
フランス語では、
「 Poisson d'avril 」といい、
直訳すると、
“ 4月の魚 ”です。
“ 4月の魚 ”とは、
サバのことを指す
といわれているそうです。
4月ごろのフランスでは、
サバがよく釣れるため、
そう呼ばれているそうです。
フランスの子ども達は、
“ 4月の魚 ”の日には、
「 魚の絵を人の背中に
コッソリはり付けるいたずらをする 」
そうです。
背中にコッソリ紙をはるのは、
イタズラの定番ですが、
魚の絵という所がユニークですね。
釣り好きの人は、
魚拓をコピーしてはり付けても、
面白いかもしれませんね。
もしくは、
願掛けの意味をかねて、
釣りたい魚とサイズの絵を
はり付けるとかも
良いかも知れません。
エイプリルフールの日の意味
嘘は一般的に悪いこととされていますが、
あえて解禁日を作ることで
嘘の影響力を限定している
ともいえます。
あえて悪いことをする記念日、
他にもありますよね?
子どものための行事として、
(最近では大人も盛り上がりますが)
ハロウィンがあります。
「Trick or Treat?」
お菓子をくれないと、いたずらするぞ。
というセリフが有名ですが、
子どものいたずらは、
一般的には悪いことですよね。
それを解禁しつつ、
いたずらしないならば、
ご褒美のお菓子がもらえる
という、
“ いたずら ”のガス抜き
+躾の習慣です。
それに対して、
エイプリルフールは、
嘘のガス抜き
+事実を見直す日
です。
人によって、
物事の見え方は異なりますので、
事実も人間の数だけ存在します。
(いわゆる主観的な事実ですね)
嘘をつく事で、
自分の常識の外に
意識をずらすことになります。
普段と違う物の見方をする、
ということは、
今の自分に対して嘘をつく
といいうことでもあります。
人に被害を与えないのであれば、
エイプリルフールという機会に
嘘をついてみるのも、
いいのではないでしょうか?
エイプリルフールの起源
起源は諸説あります。
1つは、フランスでのことです。
16世紀のシャルル9世の時代に、
1月1日を新年とする暦が採用されました。
それに反発した人々は、
4月1日を“嘘の新年”とし、
4月1日にお祝いしていたそうです。
それに怒ったシャルル9世が、
お祝いしていた人々を
処刑してしまったそうです。
この事件を忘れない教訓として、
“嘘の新年”として4月1日をお祝い
するようになったそうです。
インドでは悟りの修行が、
春分から3月末まで行なわれていました。
ですが、
すぐに迷いが生じ修行になりません。
そのため、
修行日明けの4月1日には
「悟りの修行をする宣言が嘘になった」
ことをからかう由来で、
4月1日を“揶揄(やゆ)節と呼ぶそうです。
イギリスにおいては、
イングランドの王政復古の記念祭である
オークアップルデイ(Oak Apple Day)に
由来しているという説があります。
起源は色々ありますが、
現在においては、“ 悪ふざけの日 ”
ぐらいの意味でしょうか。